融資の申し込みから物件契約までの流れを、実例で分かりやすく解説します。
「古民家でお店をやりたい。でも、お金の流れや融資の進め方が全然わからない…」
そんな不安を抱えている方は、とても多いです。
今回は、前回の記事(物件探し編)に続き、Kさんが古民家を借りてリメイク家具のお店を開くために進めた
「物件申込 → 融資相談(日本政策金融公庫) → リフォーム見積もり → 契約」
までの流れを紹介します。
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物件が見つかったら、まず「1番手」で申し込む
前回の記事で紹介したとおり、Kさんの希望にぴったりの古民家が1件だけ見つかりました。
他の人に物件を取られてはならぬ!ということで、Kさんは内見後すぐに 物件の申し込み(賃貸なら”入居申し込み”。売買なら”買付を入れる”)を入れました。
物件を申し込むということは、
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他の人より先に交渉ができる
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家賃や条件の相談ができる
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「1番手」として優先してもらえる
という意味があります。
ただし、この時点では まだ賃貸契約は結びません。
物件をおさえたら、次は融資申し込み
Kさんは脱サラ開業なので、お店を始めるには 開業資金(事業資金) が必要でした。
そこでおすすめしたいのが、多くの個人事業主や小規模店舗が利用している 日本政策金融公庫 です。
政策金融公庫は、
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開業資金に強い
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新規開業者でも借りられる可能性が高い
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銀行より相談しやすい
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小額でも丁寧に対応してくれる
というメリットがあります。
融資の流れは「事業計画 → 面談 → 審査 → 融資決定」
ここからは、Kさんが実際に行った流れを紹介します。
1. 事業計画(創業計画書)をつくる
まず最初に作るのは 事業計画書 です。
難しそうに見えますが、要点は次の3つです。
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これまでの経験
→ 家具リメイクの経験、作品の写真、技術の説明など -
どんなお店を開くのか
→ 立地、ターゲット、お店の強み、メニュー -
どれくらいお金が必要か
→物件の初期費用、リフォーム費、道具代、運転資金など
ここで重要なのが、物件のリフォーム見積もりを一緒に提出すること。
リフォーム業者に現地で見てもらい、工事費の見積書を作成してもらい、それを資料に加えます。
公庫の担当者は、「どれくらいお金が必要で、どう使うのか」を見ます。物件の初期費用の見積もり、店舗工事、什器備品の見積書は必要です。
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2. 面談でプレゼンする
事業計画ができたら、次は 面談です。
ここで聞かれる内容はだいたい決まっています。
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なぜリメイク家具のお店をしたいのか
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今までどんな経験があるか
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自分の強みは何か
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どんなお客さんを想定しているか
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売上の見通しは?
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今回の物件でやる理由は?
Kさんも、これまで手がけたリメイク家具の写真を持参し、担当者に“やりたいこと”をしっかり説明しました。
とくに、技術に裏付けがある(経験がある) のは強みになります。
3. 自己資金・初期費用・運転資金の「数字」を整理する
公庫の融資では、数字の整理もとても大事です。
ここで必要な数字の例
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物件の初期費用(敷金・礼金・前家賃など)
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リフォーム費用
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看板や機材などの購入費
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車両が必要ならその費用
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オープン準備の費用
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当面の運転資金(最低でも数ヶ月分)
とくにポイントはここです!
「運転資金も一緒に借りておく」
お店のオープン直後は、固定客がつくまで赤字になることも。
だからこそ、運転資金は多めに確保することが大切です。
Kさんも、物件費用+リフォーム費+道具代+運転資金をまとめて事業計画書に盛り込みました。
3. 審査、融資決定へ
面談のあと、数日〜数週間で結果が出ます。
Kさんの場合は、事業内容が明確で、物件も決まっていて、リフォームの見積もりもあり、自己資金もきちんと用意していたため、スムーズに 融資決定 となりました。
次回の記事は、店舗工事の業者を下見に連れて行ったお話から物件の契約までのお話です。
契約にまつわる注意点もご紹介しますね。