古民家LABO

古民家専門の不動産屋で働く私の仕事日記

古民家でフリースクール開業!物件探しのコツとは

古民家でお店や教室を開きたい!そう思って物件を探し始めると、まず気づくのが
「テナントとして募集されている戸建てがほとんどない」という壁です。

でも、そこであきらめる必要はありません。
実は、古民家や戸建て物件の多くは“居住用の戸建て”として募集されているからです。

不動産会社は、問い合わせがあればオーナーにテナント利用を相談したり、別の古民家物件を探してくれたりします。
この記事の事例のお客様も、この方法で理想の古民家に出会いました。

ここでは、私が仲介した体験談をもとに、古民家や戸建てで開業したい人に向けた物件探しのコツを紹介します。

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”おばあちゃん家”みたいな所で、子どもがくつろげる場所を

今回ご紹介するのは、私が不動産仲介を担当した元・小学校教員のお客様の話です。

学校では不登校の子の別室登校を支えてこられた方でしたが、「学校という枠の中では届かないサポートがある」と感じ、思い切って退職。自分の手で居場所をつくると決め、フリースクールを開業されました。

最初の希望ははっきりしていました。
畳の部屋でゴロンとできる、庭がある、いわゆる“おばあちゃんの家”。
子どもが肩の力を抜ける空間をと。

私は通常のテナント検索では出会いにくいと思いました

なぜなら、古民家や戸建ては「住居用」として募集されることが多いからです。

内装や間取りも、むしろ住居用の方が理想に近い。

そこで方針を切り替え、居住用の賃貸の中から当たりをつけて、オーナーに“用途相談”をしていくことにしました。

「住居用で募集中の物件」をテナント利用できるかは、まず聞いてみる

実務の現場では、居住用の募集でも相談次第で教室・スクール用途OK”になることがあります。ポイントは二つ。

  • 不動産屋から直接オーナーに交渉
    今回は、まずオーナーに事情を丁寧に説明し、用途や時間帯、騒音の配慮などについて伝えました。

  • 実現イメージを伝える
    何人規模か、活動時間、近隣配慮(送迎・駐輪・ゴミ・静音)を説明し、安心してもらいました。
    オーナーは「どんな使い方か」を知れると前向きになります。

オーナーへの相談は、その物件を管理している不動産屋がやってくれます。

まずは問い合わせで意思を伝えるのが大切です

 

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今回のケースでは、幸運にも当社の管理物件からよい候補が見つかりました。庭付きの平屋。縁側越しに日が差し、六畳の続き間はまさに“おばあちゃん家”。

「学校で不登校の子を支えてきた方で、ご自分のスクールを。人数は小規模、平日昼間が中心。送迎時の路上駐車は避け、近くの月極駐車場を借りる予定です。」

「あんたが勧めるなら、ちゃんとした人やろ。テナントとして使ってええよ。」

という返事をもらい、“住居募集の戸建て”がフリースクールのテナントとして利用できることとなりました。

開校までの準備

物件は人が住むこと前提だったので、ハウスクリーニングも済ませてあってすぐにでも使える状態でした。

利用用途は教室なので、特に新設する設備もなく、開業の初期費用としては、賃貸の初期費用と、ちゃぶ台や座布団、文具などを買うくらいで、費用は抑えられました。

物件は住宅地の中で、目につく場所でもなかったため、通りがかった人の目に留まることはまずない。

なので、ホームページを整えたり、ビラ配り、地域の情報サイトへ掲載してもらうなどの広告宣伝費の方にお金をかけたとのことでした。

まとめ:物件が見つからなければ探し方を変えてみる

店舗や教室にふさわしい古民家や戸建ては、テナント検索だけでは見つかりにくい。それなら居住用から当たる!

まずはネットからの問い合わせで「〇〇を開業しようと考えているのですが、この物件をテナントとして借りることはできますか?」と書いてみて下さい。

不動産屋は、その一通をきっかけにオーナー確認→他候補の提案まで動きます。

今回は庭付き平屋に出会い、無事に開業することができました。

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