「家が古いし、売るなら解体したほうがいいのかな…」
と思う売主さんは多いです。
しかし実は、いまの不動産市場では
“古家付き土地”のまま売ったほうがいいケースが増えています。
「え? ボロい家でも価値があるの?」
「解体したほうがスッキリして売れそうだけど…」
と思われるかもしれませんが、今や解体費用も上昇し、解体ありきで考えると損をする時代になってきています。
この記事では、なぜ「解体 → 販売」が古い考え方になりつつあるのか、
いま古家付き土地が選ばれる理由を、分かりやすく解説します。
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解体費が高すぎる時代になった
人件費の増加、廃材処理費の値上がり、アスベスト調査が義務化されたことにより、解体費は数年前より確実に高くなっています。
一般的な戸建てなら100〜200万円以上かかることが多いです。
土地価格が低い地域では、解体費の方が重くのしかかるため、
解体したら損。手元に残るお金が減る。
という結果になることも珍しくありません。
古家付きのほうが買主にとって「選択肢が増える」
更地より古家付き土地のほうが喜ばれる理由は、買主が“使い方を自由に選べる”からです。
買主にとっての選択肢
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リフォームして住む
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フルリノベーションする
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古い家を活かしてカフェにする
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倉庫・アトリエとして使う
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気に入らなければ後から解体して建て替える
選べる幅が圧倒的に広いのが古家付きのメリットです。
更地だと「新築を建てる」一択になり、買主層が限定されてしまいます。
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リノベーション人気の高まり
テレビ・SNS・YouTubeの影響もあり、「古い家を自分好みに直して住みたい」という人が増えています。
いま人気のリノベの流れ
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古民家風の内装
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築古の素材感を活かす
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DIYで費用を抑える
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レトロな雰囲気を楽しむ
こうした需要は年々増加。
つまり、古い家は“壊す価値ゼロのもの”ではなく、買主から見れば再利用できてコストも抑えられる魅力の物件になりうるのです。
買取再販業者が“古家付き”を買う
最近は、一般の買主だけでなく、買取再販業者(リフォームして再販売する専門業者)が“古家付き土地”を積極的に探しています。
私が働く不動産屋にも、よく買取再販業者さんが「どんな物件でも買います!ありませんか?」と営業に来られます。
買取再販業者は、自社でまとめて資材を仕入れたり、職人さんを常時抱えていたりするため、
一般の人がリフォームするよりも、はるかに安く効率よく直すことができます。
そのため、古い家がついていても、 解体せず、最低限のリフォームだけ施して、きれいな中古住宅として再販売する…というビジネスモデルが成り立ちます。
一般の買主からすると「リフォーム費が高くつきそう…」と敬遠される物件でも、
買取再販業者にとっては“十分に利益が出る素材”になることが多いのです。
また、買取再販業者は
- 多少痛んだ家でも買い取れる
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現状のまま買い取ってくれるケースが多い
という特徴があり、売主側にとってもメリットが大きい相手です。
結果として、
ボロ家が残っている方が“買取再販業者の需要もつかめる”ため、
更地にするより売れる確率が上がることも多いのです。
売主が解体しないことで「リスクと手間」が大幅に減る
古家付きのまま売ると、売主側の負担も軽くなります。
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解体費がかからない
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解体後の地中埋設物リスクを負わなくていい
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壊した後の追加費用が発生しない
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売却活動を早く開始できる
解体後に地中から廃材や瓦が出て追加費用が発生するリスクもあります。
壊さなければ、そういったトラブルを避けられます。
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結論:解体は「最後の選択肢」でOK
もちろん、
ほとんど崩れそうな建物や、
住むのが難しいほど傷んでいる場合は解体したほうがいいこともあります。
しかし、迷ったらまずは
- そのまま売る
- 解体して売る
- 買主に解体してもらう
この3つのプランを比較してから判断するのがおすすめです。
焦って解体すると高額な費用がムダになることがあるため、慎重に判断しましょう。