古民家LABO

古民家専門の不動産屋で働く私の仕事日記

家を売る前に片付けは必要?片付け・残置物の考え方をプロが解説

「家を売る前って、どこまで片付けるべきなの?」
「家具や家電は残したままでも大丈夫?」

中古の家を売りに出す時、片付け・残置物(置いていく物)について悩む方はとても多いです。

実は、“キレイに片付ければ高く売れる”というわけではありません。
しかし、まったく片付けなくて良いというわけでもありません。

この記事では、不動産の現場で実際によくあるケースをもとに解説します。

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最低限やるべき片付けは次の2つ

今までの経験上、買主が内覧に来た時、最低限やっておいた方が良いのは次の2つ。

①通路の確保

玄関・廊下・階段などが物で塞がっていると、家全体の印象が一気に悪くなります。

→ 通路だけは広くしておくのが大切。

庭がある場合は、草ボーボーは避けたい。

→家が放置されて荒れているというイメージを受けてしまうので、自分である程度きれいにするか、シルバー人材センターなど安く草刈りしてくれる所に頼んだ方がいいと思います。

②汚れは軽く落とす

本格的なハウスクリーニングは不要ですが、

  • 水回りの大きな汚れ

  • ゴミを溜めない

  • 見た目が極端に悪くならない程度の掃除

これだけで印象が大きく変わります。

“片付けすぎる”と逆にマイナスになるケースもある

実は、売却前にお金をかけて片付けすぎると、かえって売主に損が出ることがあることをご存じでしょうか?

例えば

片付け業者に費用を払ってきれいにしたのに、買主は「全部リフォームするから不要だった」と言われた。

買主が「古民家だからきっと古民具やヴィンテージ家具もあると思っていたのに残念」と言われた。

残置物は「そのまま売ってOK」のケースが多い

実際は、家財道具を残したまま売却するケースは非常に多いです。

理由は以下のとおり:

  • 買主がリフォーム前提で購入する

  • 売主負担の処分費が高くつく

  • 売主の時間・労力が大きい

  • 「残していいので、そのかわり物件価格を安くしてほしい」という買主もいる

私が物件を担当する時は、内見の際にお客様に「売主が必要なものを持ち出して、その他の物はこの状態で残していきます」とはっきり説明します。

そして、契約書の特約に「現状有姿で引き渡す」「売主は残置物の所有権を放棄する。処分の際は買主の責任と費用負担で行う」と明記します。

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家を完全に空にしておいた方が良いケース

もちろん、“全部片付けたほうが売れる物件”もあります。

以下に当てはまる場合は、空室の方が高く売れやすいです。

  • 築浅で内装がきれい

  • リフォーム済み

  • 広いLDKや収納を見せたい

  • 写真で勝負したい(ネット掲載の第一印象が大事)

これらは家具が多いと魅力が伝わりづらくなるため、片付けが効果的です。

片付け費用をムダにしないために、複数社の意見を比べるのがおすすめです

まとめ:片付けは”最小限でOK”

  • 片付けは“必要な部分だけ”で良い

  • 残置物はそのまま売って問題ないことが多い

  • 片付け作業で無駄にコストをかけない

  • 家財が残っていても売却は普通にできる

  • 最適な片付け方法は物件によって違う

片付けに力を入れすぎて、本来必要のない費用や時間をかけてしまう売主さんも多いので、まずは頼れる不動産屋に相談するのがいいですよ。

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