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「家が売れない…」「問い合わせは来るのに成約しない…」
そんな悩みを抱える売主さんにこそ、読んでほしい成功事例です。
今回ご紹介するのは、井戸水が理由で長期間売れなかった古民家が、売り方を変えるだけでスムーズに売れた実話です。
建物は良いのに売れない理由は「井戸水」
売却相談を受けたその古民家は、ぽつんと一軒家のような平屋で、茅葺きをリフォームした赤いトタン屋根が遠目にも映える味わい深い家でした。
建物自体の状態も悪くなく、古民家好きの人であれば「これは当たりだ」と感じるような物件。
しかし、ネットに掲載しても“決まりそうで決まらない”状況が続きました。お問い合わせは多く寄せられるものの、購入へ踏み切る人が現れません。理由は明確で、この物件が井戸水で生活するタイプの家だったからです。
井戸水となると、多くの人が「水質は安全なのか」「将来、枯れることはないのか」と不安を抱きます。実際、この家では定期的な水質検査を行っていたものの、“安心して飲める水質ではない”という結果が出ており、雨の少ない時期には水量が減ることもあると分かっていました。
移住して日常生活を送るとなると、この井戸水のリスクはどうしても無視できません。
それが、“建物は良いのに売れない”最大の理由だったのです。
視点を変えて“別荘向け物件”として再構成したら反応が激変！
そこで私は、物件のアピールポイントとターゲット設定を大幅に見直しました。
家は売れない → ターゲットが違うだけ
- 井戸水がマイナス → 別荘なら許容範囲
という発想です。
▼別荘・アウトドア向けに物件ページをリニューアル
- 「別荘としていかがですか？」と打ち出す
- 写真を“アウトドア志向”に大胆変更
- 家の魅力を「生活用」ではなく「非日常体験」へ切り替える
掲載写真も、徹底的に“アウトドア派がワクワクする構成”にしました。
-
近くの湧き水スポット
→「飲み水はここで調達」が視覚的に伝わる -
赤いトタン屋根の古民家 × バイクのツーリングのイラストを添えて
→ ソロキャンプ・ツーリング勢に刺さる -
焚火のイラストを添えた“デイキャンプ”風の写真
→「週末の拠点感」 -
星空と古民家
→ 都会では味わえない“静かな夜” など
問い合わせが増加！
物件ページを別荘向けに作り直した直後から、これまでとはまったく違うタイプのお問い合わせが届き始めました。
ツーリング好きの方、キャンプ好きな家族、週末だけ自然の中で過ごしたい都市部の方、さらにはアウトドア用品を扱う法人が「イベントを開くための施設として検討したい」という相談まで寄せられ、問い合わせの質も量も明らかに変化したのです。
そして驚くべきことに、これまで購入者の判断を鈍らせていた井戸水の存在が、別荘利用の視点に切り替わった途端、ほとんど問題視されなくなりました。
「お風呂や食器洗いに使えるなら十分。飲料水は購入すればいいし、近くの湧き水スポットで調達できるならむしろ楽しみが増える」と前向きに受け止めてくれたのです。
こうして、長いあいだ“売れない家”として苦戦していた古民家は、視点を変えただけでようやく成約へとつながりました。
売れないをどうする？
「どうやったら売れるの？」
「売り方を変えるとしたら、どうすれば効果的？」
個人で考えるのはなかなか難しいものです。
街の不動産屋に相談すると値下げをすすめられるだけの場合も多いです。
そんな時は無料で提案を受けられるこちらのサイトで聞いてみるのもありです。
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