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古民家や古い建物を「次の居場所」にするお手伝いをしていると、思いもしない組み合わせに出会います。
今回ご紹介するのは、長年“道場”だった平屋を借りて、カフェを開業したGさんのお話です。
出会い:柔道場とカフェの、意外な相性
この物件は、地域で愛された柔道教室の道場。オーナーさんが引退され、「誰かに貸したい」と管理を任されました。平屋で十分な広さ、駐車4台分。ただ、柔道場として次の借り手を待つのは現実的ではありません。
そこで「開業業種は問わず」で募集を出したところ、すぐに反応してくれたのがカフェ開業を決めたGさんでした。
Gさんは、カフェで3年のバイト経験があり、ご主人と一緒にマルシェ出店(コーヒーとケーキ)も重ねてきた方。
「そろそろ自分の店を持ちたい」とのことで内見へ。
道場の大きな空間を見て、「ちょっと広すぎるかも。でも、ソファ席・観葉植物・レトロ照明でゆったりした空間が作れそう」と。
改装:営業許可が出るキッチンへ、畳からフローリングへ
幸い、水道も下水も引き込み済み。これは飲食店にとって余分な費用がかからなくて助かります。
トイレは新設、キッチンは保健所の営業許可が出る仕様にリフォーム。広さがあるので、厨房や洗い場の導線を整えて、奥にGさんの小さな休憩室も確保できました。
床は、敷き詰められていた畳を撤去してフローリングへ。天井照明はレトロなランプを選び、壁際に観葉植物を置きました。
そして念願のソファー席も配置。
もともと道場だった天井の高さと横に広い空間が開放的なゆったり空間になりました。
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広さは武器:ライブ・間貸しで“もう一つの収益”
面白いのは音の響き。天井が高く、横方向に音が抜けるので、アコースティックギターや小さなライブが驚くほど気持ちよく響きます。Gさんは、空き時間に小さな音楽会や“ギターの会”の間貸しも始めました。
「週末の昼はカフェ、夜はミニライブ」「平日の定休日はリハーサル貸し」広さを武器に“二毛作”で収益を作る。これは家賃を飲食だけに頼らない良い方法です。
もちろん、近隣への配慮は欠かせません。
Gさんは演奏時間・音量・終了時刻に気を付けて、近隣に挨拶と日程告知を行うなどの気配りもして、良い関係を育てているようです。
オープンの日:広い空間に、ゆっくり流れる時間
オープン初日、最初のお客様はこの建物が道場だった頃に教室に通っていた方でした。畳はないけれど、梁の影や窓の位置は昔のまま。「ここで受け身を覚えたんです」と笑いながら、Gさんのコーヒーを飲んでくれた。
午後になると、ソファ席で本を読んだり、お友達とおしゃべりを楽しんだりと、広さのおかげで、人それぞれの“居心地”が同じ空間に並びます。
Gさんは、こういうゆっくりした雰囲気が私のお店には合う!とおっしゃっていました。
飲食店を開きたい人へ
飲食だけの売り上げで、家賃、水道光熱費、材料費、アルバイトさんの人件費をまかなうとなると、自分の給料は思うようにとれないこともあるかと思います。
Gさんのように、飲食の売り上げにプラスして、お店の広さや時間を収益化する使い方を考えておくのもおすすめです。
昼間はカフェ、夜はバーをやりたい人に貸したり。
ライブやヨガなどのイベントに貸したり。
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