古民家LABO

古民家専門の不動産屋で働く私の仕事日記

町屋で開業★美容院(体験談)

※本記事には広告(PR)を含みます。

不動産会社で働く私が担当した、お客さまFさんの美容院開業ストーリーです。

舞台は、かつて賑わった古い商店街。今はシャッターの下りた店も多いけれど、アーケードの下を歩くと、ところどころに新しいカフェや雑貨店がぽつりぽつりと現れます。古い商店や看板のレトロ感が、逆に今らしい。そんな通りの一角で、Fさんの「古民家×美容院」プロジェクトが動き出しました。

Fさんは美容師歴8年。現在は個人事業主として美容室に雇われる形で働いていましたが、「そろそろ自分の店を持ちたい」と独立を決意。

物件探しの条件は、“自宅から自転車で通えること”。車の免許を持っていないため、徒歩と自転車でのアクセスが必須でした。

さらに「1階路面」を希望。美容室は通りがかりの方の目に留まることが大切なので、ここは譲れないポイントです。

とはいえ、範囲を絞って1階路面の気に入る物件を見つけるのは、正直かなり大変。エリアを限定すると、空きが出るまで一年以上待つこともあります。

そこで、「電車通勤もあり」に選択肢を広げました。

そうして出会ったのが、駅から徒歩5分、古いアーケードの下に続く商店街の町家物件。

元は呉服屋さん。長く空き家だったため老朽化はあるものの、丁寧に使われていた面影が残っていました。古民家カフェ巡りが好きなFさんは、自分が町屋でお店を開くだなんて想像していなかった!嬉しい!とおっしゃっていました。

大家さんに計画を説明し、1階の手前半分を土間に改装。カットチェアを2台、シャンプー台を1台置くレイアウトにしました。

通りからガラス越しに柔らかい光が差し込み、木部の色と合わさって、あたたかい雰囲気。

1階の奥は畳を残し、小上がりの畳スペースへ。ここはキッズスペースです。お母さんがカットしている間、お子さんが絵本を読んだり、木のおもちゃで遊んだりできる、ちょっとした“お座敷”。

1階の店内は和と洋が合わさるモダンな雰囲気に仕上がりました。

2階はFさんの休憩室に。合間に温かいお茶を淹れて、窓からの風を感じながら次の予約を確認するFさん。

「働く」と「休む」の切り替えが、建物の上下で自然にできるのも町屋ならではです。

 

古いアーケード商店街という立地には、実は大きな魅力がいくつもあります。

駅から近いのに家賃が比較的抑えられること。アーケードがあるため、雨の日でも濡れずに来店できること。そして何より、レトロな雰囲気が若い世代にとって“写真に撮りたくなる空気”をつくってくれること。

最近は、商店街の再生を目指す自治体が補助金を出すことも増えてきました。シャッター街でも、よく見ると新しいお店が少しずつ増えているのは、その後押しも一因です。

 

一方で、商店街によっては商店会費やアーケード維持協力金がかかる場合があります。金額はエリアで違うため、不動産屋さんに確認しておくことが大切です。

また、設備更新や給排水の見直しが必要になることも。美容室の場合は給湯や排水、電源容量、床の防水などもリフォーム業者による確認が必要です。

 

家のリフォームと同じで、店舗内装も複数社から見積もりを取るのが基本。

金額だけで選ばず、工程の説明が分かりやすいか、古い建物の扱いに慣れているか、現場監督との相性はどうか。こうした要素が、最終的な満足度を大きく変えます。

Fさんは「古民家案件の施工実績」を重視し、候補を3社に絞って相見積もり。最終的には、価格は中間でも、アフターの相談しやすさで決めました。オープン直前の微調整にも柔軟に対応してもらえたようです。

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内装は相見積もりがやはり強い味方です。同じ“素敵な内装写真”でも、配管の納まりや防水の考え方次第で、使い心地と維持コストは大きく変わります。

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まず相場観をつかむために比較サービスで“初期の当たり”を広く取り、そこから現地調査と提案内容で絞り込む方法がおすすめです。

 

↓Fさんの店舗改装について詳しくはこちらの記事で

kominka-labo.com