古民家LABO

古民家専門の不動産屋で働く私の仕事日記

農家レストランの夢と市街化調整区域の壁(じいかわ日記2)

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じいかわ不動産の社長「じいかわ社長」は、ちいさくてかわいいおじいちゃん。
今日のお客様は、脱サラして「農家レストラン」を開きたいという夢を持つご夫婦でした。

ご夫婦は、畑で野菜を育てていて、そこから車で20分以内のエリアで物件を探しているとのこと。希望条件は
・畑から車で20分以内
・ぽつんと一軒家
・駐車スペース4台以上

 

ご夫婦の希望条件に合う物件を探すのですが……これがなかなか難しい。
なぜなら、畑も物件エリアも田舎。つまり「市街化調整区域」に入っていることが多いからです。

市街化調整区域とは、都市の無秩序な拡大を防ぐために「原則として建物を建てられない・商売ができない」エリアのこと(※一部例外あり)。
見た目は素敵な一軒家でも、ここでレストランを開くのはほぼ不可能なんです。

 

爺「市街化調整区域というのは、わかりやすく言うたら“田んぼや畑を守るための決まり”なんですわ。

もしどこでも好きに家やお店を建ててしもたら、あっという間に田んぼがつぶれて、畑もなくなってまう。そうなると野菜やお米を作る場所が減ってしもて、農業そのものが成り立たんようになるんですな。

せやから、“ここは農業を続ける場所やから、むやみに建物を建てたらあかん”って、国や市が決めとるんですわ。

簡単に言うと、市街化調整区域は“農業を守るシートベルト”みたいなもんやな。」

 

そこで私は「もう少しエリアを広げて探してみませんか」とご提案。
すると今度は「ぽつんと一軒家」がなかなか出てこない……。
住宅地は雰囲気に合わないので、条件を調整して「店がちらほらあるエリア」で、かつ「敷地にゆとりのある一軒家」を探す方向に。

駐車場についても4台分を確保できる物件はほとんどなく、妥協案として「敷地内に2台以上、あとは近隣にパーキングがあること」に条件を緩めることになりました。

 

ここで大事な注意点をもうひとつ。
飲食店や店舗をやりたいなら、次の地域には要注意です!

・市街化調整区域(ほぼ商売できない)
・第一種低層住居専用地域(住宅向けのため店舗は難しい)

せっかく理想の物件を買ったり借りたりしても、「お店が開けない!」なんてことになったら悲劇です。
不動産屋選びも大事ですよ!慣れていない不動産屋に任せてしまうと、こうした点を見落とされるリスクもあるんです。

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